人形町にある、江戸時代から続く刃物の老舗『うぶけや』に行ってきた。
狭い店内にずらりと並べられた刃物。
丁寧に作っているから、大事に売っているのだろう。
丁寧に収められた刃物を見ると、それがすごく伝わってくる。
女将さんの接客もすばらしい。
わかり易く、丁寧で、上品で…
老舗。
その帰り、乾物の露天を発見。
無造作に積まれた干し芋があまりにおいしそうで、売ってるお兄さんと並べられている商品がリンクし過ぎてて、そっこう一袋購入。頼むと、さらに袋に詰まるだけサービスしてくれるという。その詰めっぷりがまた嬉しかった。
今の世の中、どうしても必要で、それじゃなきゃいけなくて買うものってかなり少ないと思う。そうすると、そのモノ自体の価値もさることながら、買うまでの過程とか、経験に意味合いが強くなってくる。
人形町にあるような小さなお店に行くと、お店から滲み出る雰囲気や店員さんの感じがダイレクトに伝わってくる。その雰囲気や会話で、つい買ってしまいたくなる。やっぱり商売、こういう部分に伸びシロがあるんじゃないだろうか…